2008年7月6日日曜日

目標設定はスマートに(5)

『目標設定はスマートに』いよいよ最終回です。

SMART

目標設定最終回はTime-boundの頭文字 T がテーマです。

Time-bound とは『時間的に制約された』状態を言います。
この T の項目もいろいろな題目がつけられています。
例えば
Time-oriented(タイム・フレームは意識されているか?)
TANGIBLE(有形の)
などですが、ここでは Time-bound を使っていきましょう。

前回までに表した『朝の掃除』の目標は

5.来客から目に付く玄関から応接室までを、週4回以上10分間かけて拭き掃除する。

でした。
今回は『始業前の清掃』の『目的』を『お客様に気持ちよく来社いただくため』としたため、期限を定めて来社されたお客様に『気持ちいい』と感じていただかなくてはなりません。
私の事務所では

6.来客から目に付く玄関から応接室までを、週4回以上10分間かけて拭き掃除し、1ヶ月で来社客に十分満足してもらう。

で良さそうです。
来社客が実際に気持ちよいかは実際に聞いてみるのもありかも知れませんね。
また担当者や担当部門以外の第二者から監査を受けて判定するのも良いでしょう。
その場合には事前のチェックリストなどがあれば客観的で漏れのない判定が行われるでしょう。

さて、目標設定しリーズはいかがでしたか?私の事務所では目的に『毎朝掃除する習慣を身につける』と言うのも追加して、SMARTな目標設定と実践に再チャレンジしたいと思います。

ひまわり経営塾では皆さんのコメントバックをお待ちしてます。

『シンプル思考が最強の安定経営を産む』

ひまわり経営事務所
http://himawari-biz.jp/

2008年7月3日木曜日

目標設定はスマートに(4)

『目標設定はスマートに』第4弾です。

SMART

4回目はResult-basedの頭文字 R がテーマです。
Result-basedとは『効果』『成果』に基づいているか?と言う意味です。
この条(くだり)もSMART論の中では色々な語源をとらえられていますが大方意味は同じと考えてよいでしょう。
例えば
REALISTIC(現実的な)
Result-oriented(結果重視)
Related(関連性ある)
Relevant(関連性があること)
この現実的か?成果に基づいているか?という点は『少し背伸びすれば届きそうか?』との基準で判断されることが多いようです。

前回までに表した『朝の掃除』の目標は

4.来客から目に付く玄関から応接室までを、週3回10分間かけて拭き掃除する。

でしたが私の事務所では実現できたので、少し背伸びしてみましょう。

5.来客から目に付く玄関から応接室までを、週4回以上10分間かけて拭き掃除する。

さらにもう1回頑張れば毎朝掃除する習慣が身につきそうです。
今回の場合は『お客様に気持ちよく来社いただくため』に掃除するとの目標でしたので、『来客から目につかない部分に掃除の範囲を広げる』としてしまってはやってることはよいことでも、
『関連性がない』と判断すべきでしょうね。

皆さんもご自身の仕事に当てはめて「目的」を持ち「SMARTに目標を展開」してみてください。

次回はいよいよSMART最終章 SMART の T をテーマに掘り下げてみましょう。

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『シンプル思考が最強の安定経営を産む』

ひまわり経営事務所

2008年6月20日金曜日

目標設定はスマートに(3)

『目標設定はスマートに』第3弾です。

SMART

3回目はAchievableの頭文字 A がテーマです。
物の本では ATTAINABLE(達成可能な) と書かれてたりもしますが、意味は大体同じなので気にすることはないでしょう。
Achievableとは 『成し遂げられる』 と言う意味です。
Achievableな目標とは実現可能な目標ということです。  

前回までに表した『朝の掃除』の目標は

③ 来客から目に付く玄関から応接室までを、週3回15分間かけて拭き掃除する。

でしたがどうでしょう?
私の事務所ではそんなに時間をかける訳にはいかないので

4.来客から目に付く玄関から応接室までを、週3回10分間かけて拭き掃除する。

このくらいなら何とか努力すればできそうです。
お役所の道路や箱物の稼働率予想のようにありえない目標は立てるべきではありませんね。
モチベーションを持続できる目標にしましょう。

皆さんも色々考えてみてください。

次回は SMART の R をテーマに掘り下げてみましょう。

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『シンプル思考が最強の安定経営を産む』

ひまわり経営事務所

2008年6月5日木曜日

目標設定はスマートに(2)

ひまわりです。

今回は『目標設定はスマートに』第2弾です。

スマート(SMART)

2番目は Measurable の頭文字 M がテーマです。
Measurable とは 直訳すれば
『測りうる』とか『 かなりの』という意味です。
ようするにMeasurableな目標とはその達成度が定量的に判定可能な目標ということです。

では前回②の目標をより達成度が判定可能な表現であらわしてみましょう。

② 来客から目に付く玄関から応接室までを拭き掃除する。

③ 来客から目に付く玄関から応接室までを、週3回15分間かけて拭き掃除する。

どうでしょう?判定可能になりましたか?

理想は第三者から見て判定可能なことです。

定量性という意味では『塵や埃の量を計測する』とか『来客にアンケートを実施する』などでも良いのですが、計測は大げさでしょうし、アンケートの実施が気持ちよく来社いただくことの妨げになっても本末転倒ですね。
官能検査という手もあります。
『上司の許可が出るまで』とか『グループ内の複数メンバーに判定を委ね、過半数が清潔であると判断するまで』などでも良いかもしれません。

皆さんも色々考えてみてください。

次回は SMART の A をテーマに掘り下げてみましょう。

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『シンプル思考が最強の安定経営を産む』

ひまわり経営事務所

2008年5月29日木曜日

目標設定はスマートに(1)

ひまわりです。
さて前回は『目的意識』を持つことの重要性についてあげましたが、次はその『目的』を達するための『目標』設定です。
早速『始業前の清掃』の『目的』を『お客様に気持ちよく来社いただくため』とした例をもとにすすめてみましょう。

気持ちよく来社いただくためにはどのような掃除を行えばよいでしょう?

①来客から目に付く部分を重点的に掃除する。

どうでしょう?この目標がクリアできれば目的は達せそうです。
でもチョット待ってください。

ここで本日のテーマ
スマート
の出番です。

スマート(SMART)

最初は Specific の頭文字 S がテーマです。
Specific とは 直訳すれば
『独特の』とか『明確な』という意味です。
ようするにSpecificな目標とは明確で具体的な目標ということです。

では①の目標をより具体的な表現であらわしてみましょう。

② 来客から目に付く玄関から応接室までを拭き掃除する。

どうでしょう?少しは明確で具体的になりましたね。

次回は SMART の M をテーマに掘り下げてみましょう。

ひまわり経営塾では皆さんのコメントバックをお待ちしてます。

『シンプル思考が最強の安定経営を産む』

ひまわり経営事務所

2008年5月26日月曜日

目的意識 -明確に持ってますか?

うえの@ひまわりです。
ひまわり経営塾の最初のお題として何が良いか?ズイブン悩みましたがこれに決定です。

みなさん、『目的意識』を明確に持ってますか?
『目的』が何であるのか?
単純ですが非常に重要なことです。

案件レベル(たとえばある営業案件であったり、施工物件であったりといった単位)でも、単純な作業レベル(たとえば朝出社後業務開始前に掃除することであったり、メールをチェックすることであったりといった単位)でも 『目的』の持ち方によってそのプロセスや成果はまったく違ったものになるでしょう。
『業務開始前の清掃』を例に『目的』と『プロセス』、『成果』間の因果関係を見てみましょう。






























































目的上司に言われたから掃除する

プロセス上司の目に付く部分を重点的に掃除

結果上司の目に付かない部分は掃除されてない
目的皆がやってるから掃除する

プロセス自分たちの目に付く部分を重点的に清掃

結果働きやすい職場環境作りにつながる
目的コミュニティ向上のために清掃を利用する

プロセス組織的に掃除する

楽しんで掃除する

結果副次的な効果が期待できる

したくない仕事に対する否定的感情が抑制できる
目的お客様に気持ちよく来社していただくために掃除する

プロセスお客様の目に付く部分を重点的に掃除

結果対外的に清潔な印象を持たれる



いかがですか?
これら4つはどれも『業務前に掃除する』ことの目的です。
目的の持ち方の違いでプロセスと結果には大きな違いを生じさせます。
このほかにも『ただ漠然とやる』とか『時間潰しのためにやる』とか色々ありそうですね。

もちろんどの目的が正しいとか正しくないということではありませんが、皆さんの日々の業務に対して『何のためにこの業務があるのか?』見つめ直してみることをオススメします。

ひまわり経営塾では皆さんのコメントバックをお待ちしてます。

『シンプル思考が最強の安定経営を産む』
うえの@ひまわり