2009年5月18日月曜日

日経記事より

オープンソースソフトウエア—コストの安さと安全性が魅力


  ▽…プログラムの設計図が公開されており、無償で提供されるソフトウエアのこと。ソフトの変更や業務ソフト開発がしやすいといった利点がある。基本ソフト(OS)の「Linux(リナックス)」が有名だが、ミドルウエア(基盤ソフト)や運用管理ソフトなどで、様々なオープンソースソフトウエア(OSS)が存在する。

 ▽…OSSの魅力の一つは、ライセンス料が無償のため、システム開発コストが、商用ソフトを使う場合よりも安くなる点だ。重要なシステムを構築する際の安全性も高い。特定のソフト会社の技術に依存する必要がなくなり、システムの中身が「ブラックボックス化」される懸念がないからだ。障害対応も早いと言われている。

 ▽…民間だけでなく、官公庁でもOSSの利用が増えていくとみられる。システム構築需要の高まりをうけ、富士通は商用版リナックス開発の米レッドハットと2008年秋に業務提携分野を広げている。

[日経産業新聞2009年5月8日付]

引用以上

中小企業にとってIT化にかかるコストは頭の痛い問題です。
特にそのコストから得られる利益が小さい、またはほとんどない、という場合は投資判断を付けかねるところです。
しかし実際には一部の業務用アプリケーション(例えば税務申告に欠かせない会計ソフトや業界独特の商慣習に沿った販売管理ソフトなど)を除けば、工夫次第でコストをかけずにIT化を進められます。
例として私の事務所では4台のパソコンをしようしていますがOS(オペレーションシステム)としてWindows を使用しているのは1台だけです。
このPCには会計ソフトの他、補助的にMicrosoft Office や請求書作成用のアプリケーションがインストールしてあります。
その他の3台のPCは Ubuntu というLinux のOS を使用しています。
UbuntuはLinuxのディストリビューションの一つで近年急速にそのシェアを拡大しています。
私の普段の業務のほとんどは無償ソフトウェアで完結しています。

今後はこのブログでも『コストをかけないIT化』についても話題にしていきましょう。

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